先月関西にいた間、

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先月関西にいた間、急に一日ぽっかり空いた。
どう過ごすかなぁと思っていると、ふと今は青春18切符の使える期間だったことを思い出した。
18きっぷは5枚綴りだけど必要なのは1枚だけ。まだ出始めだったので金券ショップでなかなか1枚売りが見つからない。
諦めかけてたところ、何軒目かで「1回分貸します」の張り紙があるショップを発見。
どういうこと?と思ったら、5回分使える未使用の18きっぷを1回分の2350円払えば5日間貸し出ししてくれるというシステム。
おお、私のためにあるようなシステムじゃないの〜。
色んなシステムがあるもんだと感心しつつ購入、いざ小旅行へ旅立った。

20代の頃はカネはないが時間は結構あった。
時間がたっぷりあるというありがたい状況がどんなに貴重か気づくのは、それからずーっと時間が過ぎて人生の残り時間が少なくなって来てから。
「あの頃に戻りたい」という感覚は私はあまり理解できないのだけれど、もし昔の自分に一言苦言を呈せる装置があれば、偏見を持たずもっと色々見に行け何でも試せと伝えたい。
若いときにしか出来ないことっていっぱいあったなぁと思う。

その一つが海外旅行。
今もたまに行くけれど、20代の頃は何もかもノープランで出かけたりしていた。
とりあえずチケットだけ取って着いてから安宿を探して朝起きてから予定を立てる、そんな旅行の仕方を何度か経験した。
当時から、安宿や行き当たりの旅は年取ったら無理だから今のうちにやっとこうと思っていたが、それは先見の明?があった。
一日うろうろして帰り着いた部屋が水出ないやの停電だやの臭いやの、今はもう正直ムリ。
ノープランも時間がもったいないと思ってしまうので、最近はあれこれ調べてきっちり予定を組む事が多い。
セキュリティや治安もやはり気になる。
ネットで簡単に情報を得られる時代ではなかったけれど、今思うとなんと無防備な!と思う行動がいくつもある。
20年経つと人ってこんなに変わるのだ。
あのころの自分と今の自分はほんとに同じか?!と時々思ってしまう。

海外旅行の他に好きだったのが瀬戸内の島。過去形でなく島へ行くのは今も好きだ。
今でこそ瀬戸内の島はアートイベントなどが頻繁に開催され、若い人たちが押し寄せ、すっかりオシャレなイメージになっているが、20数年前はただの島だった。(直島などはちょっとづつアートの芽?が出て来た頃だったかも)
一人で島の小さな旅館に宿泊して翌日おかみさんと喋っていたら、「一人で来るから自殺しに来たと思っていた」なーんて言われた事も。
20年経つと島も変わるものだ。女子の一人旅だってぜんぜんフツーになった。
アートや若者の訪問で活況になるのは、島にはプラスになることがいっぱいあると思う。
でも私はイベントもなく旅行者も少ない静かな島の空気の方が好きだったりする。
たまにしか行かない勝手な個人の気持ちだけど。
島には今でもノープランで一人旅してみたいなぁと思う。

18きっぷで出かけたのは倉敷。
昔行った事があるけど、ゆっくり歩いたのは初めてで、端から端まで気の向くまま歩き倒してみた。
天気も良くて絶好の外歩き日和。いいリフレッシュの一日だった。

そうだ、もう一つ好きな事があった。
電車の車窓から知らない場所の風景を眺めるのもとても好きだ。
眺めながら、もしこの場所に住んでいたらどんな人生を送っていたんだろう、という妄想をするのだ。
小さな商店で自由業?農家のお嫁さん?3世代も4世代も一緒に住む大家族だったりして〜、とかとか。
この日もそんなことをぼんやり妄想しながら片道3時間の車窓を楽しく眺めていた。
が、この遊びは妹に話してみたが1ミリも共感してもらえなかった。さらには、
「そんな時間かかるんやったら新幹線乗るわ〜」
まあそれもアリやねぇ。。。

写真は岡山駅に止まっていた電車。
この色の電車はJR(そして古くは国鉄)の神戸線で快速電車として活躍していたもの。
山陽本線では現役だったのか〜。
子供の記憶がよみがえって懐かしい心持ちになった。